知らず知らずのうちに、洗脳…?

洗脳/マインドコントロールってなんだ?

読んで字のごとく脳を洗う。心をコントロールするということですね。

何でゴルフのサイトでこんなことが?と思われる方もいらっしゃるでしょう。

でも、皆さんも知らず知らずのうちに、マインドコントロールされてしまっているのかもしれません。

もちろん世の中には意図的に人を洗脳しようとしている方も居るのかもしれませんが、ここでお話ししようとしていることはそういうことではないのです。

良かれと思ってやり続けていることが、実は極めて悪い習慣を生み出してしまっているということの話です。

レッスンの常識は『ゴルフは形を模倣することで上手くなるのだ』と言い続けています。

もちろん、そうは明記されていないのですが、レッスン書の内容を紐解くと明らかにそういうこととして説明されているのです。

それも『平らなところからフルショットで真っすぐ飛ばす』時の形を模倣することが基本だとされています。

そして、そうした情報にばかり晒され続けていると、無意識にゴルフの情報は常にそうした枠で捉えるようになってしまっている恐れがあるのです。

実際には、『恐れがある』などというレベルのものではなくて、殆どのゴルファーがそう洗脳されてしまっていると言っても過言ではないレベルなのです。

最もそうした洗脳を受けているのは、実は『インストラクター』『レッスンプロ』と言われる類の人たちなのです。

なぜなら、日々それを人にすり込むことを生業としているのですから、当然自分自身もそれに洗脳され続けているわけです。

では、もしその習慣があなたのゴルフの上達を著しく阻害しているとしたら・・・?

問題なのはそれが無意識に起こってしまって言うということなのです。

もちろん無意識ですから、自分自身では殆ど気づけないのです。

多くのゴルファーと対峙していて気づくことは(これはアマチュアに限ったことではありません。人間としてという意味合いが強いです)言葉を理解するということが解ったということで、解ったからできると思い込むのです。

例えば、ゴルフ以外の分野で肩甲骨の柔軟性が大事だと話題になれば、ゴルフレッスンでインストラクターが聞きかじりの知識を大仰に吹聴する。

これも明らかな例で、人を教える立場であるインストラクターが聞きかじりの『言葉で解った程度の情報』を、教えるということに使ってしまっているのです。

メンタルやイメージが大切だと耳にすれば、その言葉が独り歩きする。

でも、実質を捉えると、何ら変わっていないのですが、それに気づかず、言葉としてのメンタルが大事、イメージが大事を記憶して、それで解った気になっているゴルファーが圧倒的に多いのです。

きっと、これはゴルファーだけにとどまらず、レッスン書やレッスン記事を書いている人や、インストラクターもそうなのだと思います。

新たな重要な要素が『発見』され、それがゴルフ習得に寄与すると語るならば、もちろん方法論も変わらなければ何の効果も無いということは自明の理のはずなのですが、言葉ではメンタルが大事だと書きながら、練習方法は行き当たりばったりの形の模倣を続けろと書いてあるのがその何よりの証拠です。

イメージを大切にしなければだめと言いながら、セットアップのボールの位置は番手ごとに覚え、グリップの握り方はV字の方向で確認し、方向はスパットにフェースを合わせることで確立し、打ったボールの良し悪しは、マットの向いている方向へ飛べばOKのようなことを継続しているのです。

最近ではアマチュアの方の口から、「イメージが大切だと皆言っていますよね」とのコメントが出ることがしばしばあります。

では、何をすることで、自分自身のイメージを高めることができるのか?

普段の練習で何をすると自分のイメージが良くなるのか?とお聞きすると、誰も解っていないのです。

つまり、「イメージが大事」だという言葉が解っただけで、実際には何も解っていないし、何の工夫も適応もしていないのです。

なのに、平気でイメージが大事だと口にする。

解った気になっているから、人にも吹聴する。

実際、人間は一個体として、成り立っているのですから、そもそも動き、メンタル、イメージ、云々を別々に語ることがナンセンスなのですが、もともと断片的な情報が恰も意味のあることであるかのように語られているゴルフレッスンでは、意義がなくとも物珍しいことには便乗して新しいことのように仕立てちゃおうということがまかり通るのです。

英語では、しばしば5W1Hと言われますが–いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)–この5W1Hが揃ってなければ、情報としては何の意味もないのです。

ゴルフレッスンに記載されている情報の殆どには5W1Hどころか、Whatしか書かれていないものがほとんどです。

Hにしても、形としての手順が書かれているだけで、Whyが無ければ行動できないということさえも考慮されていないのです。

にもかかわらず、やれイメージが大事だ、メンタルが重要だと書かれているし、それを読んだゴルファーも解った気になっているのですから、おめでたい限りなのです。

レッスン書やレッスン記事、トーナメントの放映のコメントを聞いていても、結果としての形の説明に終始することが少なくないので、知らず知らずのうちにゴルファーの皆さんが「ゴルフってそういうものなのだ」と理解し信じ込んでしまうのも無理はありませんが、それで解った気になり続けていても、その考えに基づく期待と現実とのギャップが狭まる日は決して訪れはしないのです。
つまり、あなたはこの先も堂々巡りを続けることになるということなのです。

だからこそしっかりと考え、何をどう構築して行くべきなのかを明確に意識して練習に取り組むことが大切なのです。

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